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ベスパリオが、取扱い広げる
イタリアのオートバイ輸入販売のベスパリオ・タイランド社首脳は、この程、同社が取り扱うブランドの幅を広げたと明らかにした。これは、タイ国内市場で高級オートバイ需要が高水準を維持しているため同社が執った措置。同首脳によると、新ブランドは3つあり、ピアッジオ、アプリリア、モト・グッチだという。同社が取り扱う4ブランドは全てピアッジオ&カンパニー社系列だとされる。

この中でベスパ、ピアッジオはスクーターに属し、アプリリア、モト・グッチは大型オートバイに属するものだとしている。国内のオートバイ市場はここ7年間で激変を示しているとのことだ。とりわけ、販売価格が5万バーツ以上のオートバイ市場に変化が見られるという。この市場は2009年に全体に対して僅か6%だったものが昨年、大幅に需要が高まり40%を占めとされる。

同首脳は、高級オートバイ市場は、オートバイ市場全体の伸びを超過する見込みだと指摘した。オートバイ市場全体は、今年3~4%の成長を示し180万台となるとしている。中・高所得者層は、高級オートバイを購入することが可能な購買力を維持しているとのことだ。一方、低価格帯オートバイは、タイ経済の低迷と共に購入者の購買力低下により影響を被るという。

同社は今年、1万4000台の販売台数となる見込みだとされる。これは、昨年比で15.6%の増量を示すもの。このうち、ベスパが95%を占める見通しだとしている。ベスパとピアッジオはベトナムから輸入されている一方、アプリリア、モト・グッチはイタリアからの輸入とのことだ。このため、店頭価格が高額になるという。しかし、ベトナムから輸入されるモデルは、ASEAN自由貿易により輸入関税率が免税となるため市場競争力を維持することが可能だとされる。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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