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低所得者の借金が、増加傾向示す
 タイ商工会議所大学(UTCC)調査部門首脳は、この程、低所得者層の負債が、増加傾向にあるとの見解を明らかにした。これは、年内に低所得者層の負債額が、11万7839バーツに上がるもの。同首脳によると、これら消費者が借金している相手は、金融機関と闇金融だという。現在の景気低迷の中で、月給が1万5000バーツ以下の世帯は、生活費の上昇もあり借金に依存しているとされる。

 同首脳によると、1世帯当たりの負債額が、11万7839バーツとして59.6%が、闇金融が中心になっているという。残りが、金融機関からの負債とのことだ。金融機関の金利が、月に4.3%なのに対して闇金は17.9%だという。UTCCが実施した調査によると、低所得者層の借金は、5639バーツを金融機関から融資を受け、8245バーツを闇金業者から借りているという。

 融資額のうち、31%は生活費のための負債、19%は返済のための借金、15.3%は住宅管理コスト、14.7%が自動車やオートバイのコストなどとなっているとのことだ。UTCCは、今年4月下旬に1197人を対象に調査を実施したという。同首脳は、闇金融業者からの負債が、増加傾向にあると指摘した。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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