タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　「バンコク・ポスト」紙が、この程報じたところによると、複数の住宅開発業者が折からの水害にもかかわらず、バンコク都内で住宅用地買収を予定通り実施する意向だという。汚職疑惑で実刑判決を受け、海外逃亡中のタクシン・シンナワットが、実質的なオーナーのSCアセット社は、積極的に新たな住宅用地買収を展開するとしている。同社は先月末に、新たな住宅開発を手掛けたとされる。

　同社首脳は、来年に向け完工が遅延する事のないプレ・ハブ住宅の開発に重点を置くと述べた。プレ・ハブ住宅は、完工までに6～7カ月間の時間が必要だとされる。これは、従来の住宅開発より短縮化されたもの。プレ・ハブ住宅の開発は、同社にとっても重要なことで、予定通りの開発が実施されなければ、年内の5億バーツにのぼる売上げが達成不能という。また、来年予定されている新規住宅開発の予定も遅延するとのことだ。

　同社は、今年第4四半期に販売合計額が97億バーツに達する住宅開発を展開する予定だという。同社は、今年初め9カ月間に3件の住宅開開発を手掛け、これらの販売合計額は、40億バーツにのぼるとされる。しかし、売り手側の思惑を消費者へ押し付ける動きだとして疑問の声がある。

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