HDDメーカーが、生産移転か?
「バンコク・ポスト」紙が、この程報じたところによると、コンピュータ用ハード-ディスク・ドライブ(HDD)製造業者が一時的に生産を移転する可能性があるという。これは、世界的な供給不足の事態を回避するため執られる措置。カリフォルニアに本拠を置く、ウエスタン・デジタル社は、世界需要の30%を占めるという。同社は、中部アユタヤ県のバンパイン工業団地内の工場と同県近隣パトゥムタニ県のナワナコン工業団地内の工場の生産を一時的に中断したとされる。これは、同工場の従業員の安全確保と設備の水没を回避するため執られた措置。
タイは、世界のHDD需要の60%を担っているという。また、HDD用のスピンドル・モーターはタイに位置するNIDECが、世界の70%相当を担っているとのことだ。業界筋によると、同社は一部の生産をマレーシアへ移転する意向だとしている。同筋は、シーゲート・テクノロジー社や日立グローバル・ストレージ・テクノロジーズ社(日立GST)も洪水問題を重視して移転する可能性があると述べた。日立GSTのプラントは、プラチンブリ県に位置するので、水害はないという。しかし、NIDECからの部品供給が停滞しているため、一時的な生産中断を強いられているとされる。
タイは、世界のHDD需要の60%を担っているという。また、HDD用のスピンドル・モーターはタイに位置するNIDECが、世界の70%相当を担っているとのことだ。業界筋によると、同社は一部の生産をマレーシアへ移転する意向だとしている。同筋は、シーゲート・テクノロジー社や日立グローバル・ストレージ・テクノロジーズ社(日立GST)も洪水問題を重視して移転する可能性があると述べた。日立GSTのプラントは、プラチンブリ県に位置するので、水害はないという。しかし、NIDECからの部品供給が停滞しているため、一時的な生産中断を強いられているとされる。