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自動車市場が、上向き傾向へ
 三菱自動車(タイランド)社首脳が、この程明らかにしたところによると、今年は海外への輸出に重点を置く方針だという。これは、昨年の国内経済成長率が僅か1%前後に留まったことによるもの。同社の東部チョンブリに位置するプラントは3件あり年鑑ベースで51万台を製造しているとされる。これは、2012年と比較して50%の拡大を示すもの。同社が製造する自動車のうち、75%は輸出用だとしている。同社の自動車は海外で人気が高く、トライトン・ピックアップ、エコカーのミラージュ、アトラージュが人気を集めているという。

 これに対して、マツダ・セールズ(タイランド)社首脳は、今年輸出の回復により経済成長率が4.8%となる見通しだと述べた。これに伴い、昨年の新車販売台数が80万台だったものが、90万台へ回復する見込みだとしている。一方、ゼネラル・モーターズ(タイランド)社首脳によると、タイの新車市場は、2012年や2013年のレベルに回復することはないという。これは、インラック・シンナワット政権が推進した第1台目自動車購入に絡む税還付政策によるもの。

 同政権は、2011年に発生した大洪水から自動車参照の復興を大儀名分として同政策を導入したとされる。しかし、同政権の人気取り政策の一環であり、自動車産業は昨年、やや低迷を示したとしている。同首脳は、自動車市場が熟成したものだと述べた。このため、安定的な新車販売台数の伸びが好ましいとのことだ。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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