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エコカーが、生産台数引き上げか?
 サヤム・コマーシャル銀行(SCB)系列の市場調査会社、SCB経済インテリジェンス・センター首脳が、この程明らかにしたところによると、2019年に新車生産台数が、380万台にのぼる見通しだという。今年は、280万台に見込みだとされる。自動車生産台数が大幅に上昇する要因は、第2次エコカー計画に10社の自動車メーカーが、政府投資委員会(BOI)に投資奨励特権申請を提出していることによる。同首脳は、自動車生産国としてタイは、昨年13位に下がったと述べた。しかし、第2次エコカー計画の実施により2019年にはトップ10位に食い込む見込みだとしている。

 BOIは、昨年3月末に同計画に参入した自動車メーカーは10社だと述べた。このうち、日産、ホンダ、三菱、スズキ、トヨタは第1次計画から継続してエコカー生産を展開するとされる。これに対して、新規参入のメーカーは、マツダ、フォード、ゼネラル・モーターズ、SAIC-CP、フォルクスワーゲンの5社だとしている。フォルクスワーゲンのみが、現在BOIが検討中で投資奨励特権申請に留まっているとのことだ。同申請に対する承認条件は、2019年から生産が開始されることだという。

 タイの自動車生産台数は昨年、190万台に留まったとされる。これは、2011年以降初めて200万台を割ったことを意味するもの。昨年の新車市場は、85万台に留まり、輸出が113万台だったとしている。SCBEICによると、今年の新車市場は、昨年並みとのことだ。また、輸出も世界市場が充分な回復を示していないため、新車需要が伸び悩むという。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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