タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　商務省首脳が、この程明らかにしたところによると、今年6月の輸出高が201億ドル(6360億バーツ相当)にのぼったという。しかし、これは昨年同月比で2.5%の縮小を意味するもの。この要因は、欧州圏の負債危機により世界経済がやや停滞していることによるもの。同危機により、日本、韓国、南アジア、台湾の生産や需要が低下しているとされる。今年同月に、欧州連合(EU)の15カ国に対する輸出は、昨年同月と比較して16%以上の減少を示したとのことだ。今年同月の日本への輸出は、僅かながら0.5%の縮小を示した。これに対して、米国への輸出は5%の増加を示したという。

　一方、タイの輸入は今年同月に207億ドルにのぼったとしている。これは、昨年同月比で4.41%の拡大を示すもの。これにより、今年同月の貿易収支は5億5000万ドルの赤字となったとのことだ。

　今年上半期の輸出高は、1130億ドルとなり昨年同期比で1.66%の縮小を示したという。これに対する輸入は、1230億ドルにのぼり10.28%のアップを示したとされる。これにより、貿易収支は103億ドルの赤字となったとされる。同首脳によると、今年の輸出成長率の目標は15%だとしている。輸出がやや低迷している中で、この目標を維持する意向とのことだ。

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