タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　タイ商工会議所大学(UTCC)経済商業予測センター首脳が、この程明らかにしたところによると、先月の消費者信頼度指数(CCI)が78.1ポイントへ低下したという。前月は、78.6ポイントだったとされる。CCIがダウンした要因は、欧州を中心とした負債危機を発端として、世界的な景気低迷が懸念されていることや、解決の目処の立たないタイ国内の政治問題だとしている。UTCCが実施したアンケート調査は、2248人を対象として行われたものだとされる。

　CCIを構成する就職機会指数は、今年6月の69.6ポイントから69.3ポイントへ下降を示したという。また、将来収入指数も97.8ポイントから96.8ポイントへ下落を示したとしている。回答者らは、世界的な景気後退を始め、生活費の上昇、国内の政治問題が懸念材料となっていると述べた。

　同センター首脳は、タイ中央銀行(BOT)が今年の経済成長率を5.7%から5%へ修正したことが要因となり、CCIは下落傾向を示す見通しだと述べた。タイの伝統的な輸出先は、欧州負債危機の影響を受けているとされる。また、消費者にとって石油価格の上昇や中国での洪水問題が大きな懸念材料となっているとされる。

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