タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　梱包材製造タイKKインダストリー社首脳は、この程、環境に配慮した事業展開をベースに売上高拡大を実施する計画を明らかにした。同社は2011年より、製油・石油販売のPTT社と協力して、コーヒー・カップを提供していたとされる。これは、PTTが運営するアマゾン・コーヒー・カフェで提供されるカップで、性分解性のあるラミネート加工が施された紙製品を意味するもの。この後、タイ国際航空(THAI)で提供されるアイスクリーム・カップやコーヒー・カップは同製品に変更されたとしている。また、映画館運営最大手メジャー・シネプレックス社では、ポップコーン容器は同社の性分解性のものとのことだ。

　同社のこの企業努力は、容器のリサイクルを目指しているという。また、新規顧客としてケンタッキー・フライド・チキンやマクドナルドを狙っているとされる。同社の環境に配慮したパッケージ事業は、同社全体に対して5%に留まっているとしている。しかし、消費者や政府の支援があれば、同事業は同社売上高の20～30%を占める可能性が高いとのことだ。

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