タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　ユニチャーム(タイランド)社首脳は、この程、10億バーツを投じて生産量を拡大する計画を明らかにした。同社は、女性用生理ナプキン、幼児用オムツや高齢者用オムツを製造しているとされる。同社が展開するブランドは、それぞれソフィー、マミー・ポコ、ライフリーと称されるもの。同社が投じる資金は全て、新生産設備に投入するとしている。同首脳は、増産される製品量また、それが国内需要を満たすものか否かについて明言を避けた。

　同社は、タイ国内の政治的不安定を懸念しているものの、最終的には平常化を示す見込みだという。同社製品は、政治に左右されることのない生活必需品のため、販売量の変化は生じなかったとされる。同社が製造する製品、とりわけ高齢者用オムツの需要は、増加傾向にあるとしている。これは、日本社会のようにタイ国内が、高齢化社会となる見通しによるもの。また、幼児に対しては両親が経済環境に関係なく支出を継続するとのことだ。

　タイ国内の生理用ナプキン市場は、53億バーツだという。ソフィー・ブランドは昨年、同市場全体の伸びを上回り、5%の伸びを示したとされる。また、年内のシェアも拡大傾向にあり、52～53%のシェアに達する見込みだとしている。同社は、シェア拡大のため、10代の女性をターゲットとした新たなパッケージを展開したとのことだ。

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