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新車販売が、回復示すか?
 トヨタ自動車タイランド社(TMT)によると、今年4月の新車販売台数が7万3260台に留まったという。これは、昨年同月比で33.2%の減少を意味するもの。今年同月に販売された新車のうち、3万1168台はセダンだったとされる。これに対して、商業車は4万2092台だったとしている。これらは、昨年同月と比較して34.4%、32.2%の下降を意味するもの。

 今年の新車販売台数が振るわない要因としては、政治問題が長期にわたり消費者の購買力を減退させていることだという。しかし、このバンコク都民より圧倒的に人口の多い東北部、北部の消費者の購買力が低下していることが新車販売台数を引き下げているとされる。これは、インラック・シンナワット政権が人気取り政策を展開したコメ買取り政策によるもの。

同政策は、市場価格を上回る価格で政府がコメを買い取るとしたもの。インラック政権は、これを売却できずに大量のコメを在庫米として支払い停滞させた。これにより、地方都市の消費者購買力が低下したとしている。

 今年初め4カ月間の各自動車メーカーの販売動向は、以下のようになった。

   自動車メーカー  昨年1~4月   今年1~4月  変化率(%)

    トヨタ     16万1234台   11万898台   -31.2

    いすゞ      8万4071     5万6111    -33.3

    日産       4万5968     2万2129    -51.8

    三菱       4万3565     2万2121    -49.2

    マツダ      2万2065     1万1290    -48.8

    その他      7万3622     4万5317    -38.4

    合計       52万299台   29万7431台  -43.1%


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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