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インフレ上昇は、必至か?
 商務省首脳が、この程明らかにしたところによると、今年5月のインフレ率が昨年同月比で2.53%の上昇を示したという。これは、調理済み食品と生鮮食品の価格上昇によるもの。今年同月の消費者価格指数は115.23ポイントをつけたとされる。前月と比較して0.39%のアップを示したとのことだ。前月は、今年3月と比較して2.47%の拡大を示したとしている。

 同首脳によると、今年初め5カ月間のインフレ率は、昨年同期と比較して3.03%となったという。今年のインフレ幅は、今年当初3.3~3.8%で推移する見通しだったとしている。このため、インフレ率は想定内で推移しているとのことだ。

 今年同月に、インフレ率が上昇した要因としては、生産野菜や果実の価格が、15.23%の上昇を示したことだという。また、調理済み食品の価格が5.53%アップしたことも一因とのことだ。

 これらのインフレ上昇の原因となっているのは、インラック・シンナワット政権が最低賃金を上昇させたことにあるという声がある。インラック女史は、昨年の総選挙の際、当時与党であった民主党が掲げた最低賃金上昇、250バーツを上回る300バーツの政策を掲げた。これが、現在の人件費上昇から派生するインフレ問題を引き起こしているという。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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