タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　TOT首脳が、この程明らかにしたところによると、来年に対応するため、先月ソフトバンク社と技術的アドバイザー契約を締結したという。両社は、既に合意書に調印を行い、ソフトバンクは、TOTに対して第3世代(3G)ワイヤレス・ブロードバンド通信事業に関する技術的なノウ-ハウを提供するとのことだ。またソフトバンクは、TOTに対して3G事業を新商業モデルとした概要を評価するとしている。更に、TOT社員の一部は、日本へ渡航しソフトバンクで研修を受けるとされる。

　同首脳によると、TOTは新たに2社の新系列会社を設立する予定だという。新会社は、タワー社、トランスミッション社だとしている。TOTは、新会社の49%の株式を保有する意向とのことだ。同首脳は、日本の携帯電話通信市場が飽和状態を示しているため、近い将来ソフトバンクと事業提携を結ぶ可能性があると指摘した。

　TOTは、10万キロメートルにのぼるヒカリファイバー通信網と1万3000件の中心基地局を資産として保有しているという。またTOTは、チャイナ・テレコムと提携して国際的なインターネット・ゲートウェイを構築する意向だとされる。これは、東北部ノンカイからラオスを経由し、中国、ロシアを結ぶもの。また、タイ、カンボジア、ベトナムを結ぶ通信網も構築する方針だとしている。

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