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　タイ工業連盟(FTI)自動車工業部会広報担当者が、この程明らかにしたところによると、年内に各自動車メーカーが抱えている受注残を解消する意向だという。新車販売の受注残は、合計13万台にのぼるとされる。同担当者によると、昨年末まで実施された第1台目自動車購入に関する税還付政策により、購入した自動車を消費者に対してディーラーが確認するようFTIが要請しているという。同政策の下で、購入した消費者は税務局に対して、書面で購入契約を破棄して初めてディーラーが他の購入者に対して、新車を転売することが可能となるとしている。

　同担当者によると、各自動車メーカーが独自に様々な販売キャンペーンを展開しているため、状況は不透明となっているという。タイ国内の新車販売が芳しくない分、今年9月の自動車輸出は、11万8253台に達したとのことだ。これは、昨年同月比で17%の増加を意味するもの。今年同月の自動車輸出高は、523億5000万バーツに及び、昨年同月と比較して7%のアップを示したという。

　今年初め9カ月間の自動車輸出は、84万7341台にのぼったという。これは、昨年同期比で14.2%の増加を示すもの。また、今年同期の輸出高は、3836億7000万バーツとなり昨年同期と比較して7.9%の上昇を示したとされる。これに対して、今年同月の自動車生産台数は、19万4737台に留まったとしている。これは、昨年同月比で16.3%の縮小を示し、20万台の生産台数を下回ったのは、2カ月連続とのことだ。

　今年初め9カ月間の自動車生産台数は、193万台となり昨年同期と比較して12%のアップを示したという。年内の自動車生産台数は、255万台だとされる。このうち、115万台は輸出され、残り140万台は国内販売用だとしている。

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