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　工業経済局首脳が、この程明らかにしたところによると、今年9月の工業生産指数が、昨年同月比で2.9%の低下を示したという。このため、工業省の見通しでは年内に景気停滞から回復する見込みはないとしている。同首脳によると、昨年の工業生産指数が高かったため、今年は昨年と比較して低迷しているとのことだ。

　同省は先に、今年の同指数が0.5～1.0%の拡大に留まる見通しだとしている。これに対して、今年初め9カ月間の同指数は、昨年同期と比較して1.87%の縮小を示したという。今年同月は同指数が低下を示した6か月目にあたるとされる。同指数は、輸出がGDPの60%を占めているとのことだ。

　同指数が芳しくない要因は、輸出が不調なことにあるとされる。今年9月の輸出は、昨年同月と比較して7.1%の縮小を示したという。タイ中央銀行(BOT)は先に、年内の輸出成長予測を4.2%から3.7%へ引き下げたとされる。

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