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SCGが、バーツ高に悩む
 セメント製造最大手サヤム・セメント・グループ(SCG)首脳は、この程、ドルに対するバーツ昂進がSCGの売上高に多大な影響を及ぼすとの見解を明らかにした。とりわけ、SCGが輸出するASEAN市場に対する影響は深刻なものだとされる。SCGは今年、4400億バーツの売上高を目指しているものの、通貨交換レートにより困難な状況となっているとされる。同首脳によると、現在バーツはドルに対して31バーツで推移しているものの、投機目的の資金流入や好調を示す観光業によりバーツ昂進が継続する見込みだという。

 今年上半期にSCGの売上高は、2160億バーツにのぼったとされる。これは、昨年同期比で6%の増加を意味するもの。これに対して、純益は今年同期に1870億バーツに達し、昨年同期と比較して83%の上昇を示したとしている。SCGは、インドネシアで事業展開を行っているとのことだ。しかし、バーツ昂進によりこの業績は目減りするという。SCGの売上高のうち、タイ国内を含めたASEAN市場の売上高は、全体に対して9%だとされる。


記事提供:クルンテープ・ジャーナル(KJ)


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