タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　ソニー・エリクソン・タイランド社生産部門担当者は、この程、東日本大震災により新携帯電話端末機の部品調達が、支障を来たしていると明らかにした。同社が製造する新モデルは、「エクスペリア」と称される3機種。当初の発売予定は、今月初めだったとされる。しかし、部品調達に問題が生じているため、今年第3四半期に発売を延期したとしている。同社は、販売代理店のTGフォン、シネックスの両社に対して、購入者に返金措置を執るよう指示したとのことだ。新モデルの予約は、現在約500件とされる。
　情報技術(IT)製品販売のSVOA社首脳は、パソコン用DRAMメモリーなどの価格が、今月に入り20～30%の上昇を示したと述べた。また、パソコン用ハード－ディスク部品も、5%の増加を示したとされる。同首脳によると、ノート型パソコン用バッテリーも近い将来、供給不足の事態に陥る可能性が高いという。
　一方、IT関連製品販売のSiSディストリビューション(タイランド)社首脳は、USB記憶媒体やSDカードなどの製品価格が、大震災後10～20%跳ね上がったと述べた。同首脳によると、日本での生産が再開されなければ、今後3カ月間にわたり更に価格が上昇する可能性があるという。

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