タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　ランド・ローバー社によると、次世代の「ディフェンダー」をタイで製造する意向だという。新モデルは、東部チョンブリ県レームチャバン地区のまだ操業を開始していない工場で生産する意向だとされる。自動車産業筋によると、新モデルの右ハンドル仕様車の生産をタイで実施する予定だとしている。また、同仕様車の生産ハブ化する見通しだ。

　生産開始当初は、年間ベースで500台をノック・ダウン方式で生産する予定だという。同筋は、生産台数目標が低い要因は、同社が需要以上の生産に絡むリスク回避を考えているためとされる。同社が、新モデルをタイで生産する決断を下したのは、部品の現地調達率が高水準にあることと、物品税に関する優遇措置だとしている。同モデルは、タイ国内で乗用ピックアップ(PPV)と見なされ、シェアは20%とのことだ。これは、トヨタの「フォーチュナー」と同等レベル。また、タイに輸入する際の関税率80%、物品税35%が免除となるとされる。

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