経済成長は、石油価格次第か?
国家経済社会開発委員会(NESDB)首脳は、この程、タイの経済成長率は今年、石油価格に左右されるとの見解を明らかにした。NESDBは先に、今年のタイ経済はドバイ原油価格が1バレル当たり85~95ドルで推移するとの予測の下で、3.5~4.5%の上昇を示すとしていた。しかし、原油価格は約30%の急騰を示し、今月15日現在で、114ドルにのぼったという。世界的な石油価格上昇を示しているものの、タイ国内の石油小売価格の上昇率は、緩やかとのことだ。その要因は、バーツ昂進、とりわけ政府の軽油価格抑制策によるもの。NESDBによると、軽油価格が1バーツ上昇することで経済成長率が0.126%低下する見通しだとしている。
アピシット・ウェチャチワ政権は、軽油価格を1リットル当たり30バーツまで抑制したという。これは、石油基金の一部資金を投じて実施しているもの。しかし、原油価格が上昇傾向にあれば、この政策は限界点に達するとされる。同首脳によると、軽油価格上昇により、打撃を被るのは、交通機関と食品セクターだと指摘した。
アピシット・ウェチャチワ政権は、軽油価格を1リットル当たり30バーツまで抑制したという。これは、石油基金の一部資金を投じて実施しているもの。しかし、原油価格が上昇傾向にあれば、この政策は限界点に達するとされる。同首脳によると、軽油価格上昇により、打撃を被るのは、交通機関と食品セクターだと指摘した。