タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　タイ商工会議所大学(UTCC)経済商業予測センターが、この程行った調査によると、先月の消費者信頼度指数(CCI)が先月を下回ったという。先月のCCIは、79.8ポイントだったとされ、前月は80.9ポイントを維持していたとされる。CCIが、降下した要因は、石油・食品価格の上昇とタイ南部の洪水によるものだとしている。経済見通し信頼度は、前月の72.2ポイントから71ポイントへ低下したとのことだ。

　就職機会指数も、同様に下降を示し、前月の72.6ポイントから71.6となったという。将来収入期待度指数も、97.9ポイントから96.8ポイントと下回ったとのことだ。同センターによると、各指数が降下を示したのは、洪水により農作物の収穫に影響を与えたこと、東日本大震災による日本人観光客の減少、輸出の停滞などが要因とされるという。

　また、石油を含む生活費の上昇、タイ国内の政情不安も一因だとされる。同センターによると、南部の洪水被害は、217億5000万～265億7500万バーツにのぼるとしている。これは、水害が生じた各県の商工会議所から提供されたデータを基にしたもの。

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