タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　即席コーヒー製造のサラ・リー・コーヒー&ティー(タイランド)社首脳は、この程、タイ国内の事業展開を継続する意向を明らかにした。同社の工場は、昨年大洪水に見舞われたバンコク近隣パトゥムタニ県、ナワナコン工業団地に位置しているとされる。同社が製造する即席コーヒーは、「モッコナ」ブランドで展開されているという。

　同工場は昨年10月に冠水し、今年3月に生産再開に至ったとしている。生産が冠水前に回復するのは、今後3～4カ月間が必要となるとのことだ。同社は、生産を維持するため、コーヒー原料を欧州やアジアから輸入して賄っているという。同首脳は、タイ事業は既に25年間が経過しているため、今回の洪水被災で撤退することはあり得ないと述べた。

　同社が展開するブランドは、ここ4年間で右肩上がりの成長を示しているという。昨年の洪水前までは、順調に前年比で2桁成長を示していたとのことだ。3イン1混合コーヒー市場は、180億バーツ規模だとしている。

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