タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　精油・石油販売のバンチャク・ペトロリアム社首脳は、この程、タイ政府によりエタノール生産の原料となる農家からのカサバの購入を更に促進するよう要請されたと明らかにした。現状では、カサバからエタノールを生産する量は、全体に対して10%に留まっているとされる。これをタイ政府は、最大30%まで引き上げるよう求めているとのことだ。カサバの買い取り価格より、モラレスの買い取り価格が低いため、エタノール製造の主流は、モラレスとなっているとされる。

　同首脳によると、カサバを原料としたエタノール価格は1リットル当たり26バーツだという。これに対して、モラレス原料のエタノール価格は、僅か20バーツとのことだ。この価格差が生じているため、政府はカサバ原料のエタノール販売促進に対して真摯な姿勢を示して取り組むべきだという。今年、カサバの植林量は、2510万トン分の植林が実施されるとのことだ。このうち、エタノール生産に使用されるのは、6000万トンに留まっているとされる。　

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