タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　タイ商工会議所大学(UTCC)国際取引研究センター首脳は、この程、タイの輸出は今年第2四半期に昨年同期比で9.8%の増加を示す見通しを明らかにした。今年第1四半期は、昨年同期と比較して1.6%の縮小を示したとのことだ。今年の輸出高は、2600億～2680億ドルの幅で推移する見通しだとしている。これは、昨年比で13.7～17.5%の幅で上昇を示すもの。同首脳によると、各民間企業が最低賃金の上昇に対応し、年内に更なる洪水が発生しなければ2640億ドルの輸出高は可能だという。

　同首脳によると、タイ国内の民間企業は生産能力の70～80%の生産で推移しているとのことだ。これに対して世界経済は、予測より早期回復を示しているとされる。今年第2四半期に輸出が、予測通りに9.8%の伸びを示せば、今年同期の輸出高は、632億ドルにのぼる見通しだという。

　今年同期に米国に対する輸出は昨年同期比で9.6%の増加を示す見込みだとしている。また、ASEAN諸国に対する輸出も13.6%の拡大を示す見通しだとされる。タイの伝統的な輸出先である米国、欧州、日本、中国、インド以外への輸出は今年同期に18.3%の成長を示す見通しとのことだ。

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