タタが、ナノ販売開始を延期
インドの自動車メーカー業界筋によると、タタ・モーターズ社は「ナノ」と称される小型車のタイ国内販売時期を延期したという。これは、インラック・シンナワット政権が推進する消費者の自動車第1台目購入に関する税優遇措置を反映したもの。同モデルの発売は、昨年予定されていたものの、タイ政府が推進してきたエコカーが、日系メーカーが中心となり発売に踏み切った。このため、昨年同社はナノの発売を延期したとされる。
同社は先に、タイ国内の主要地方都市でナノのロードショーを展開したという。これにより、同モデルをタイへ輸入して販売する意向だったとしている。しかし、同筋によると、日系メーカーが販売するエコカーは、最低38万バーツだとのことだ。これに第1台目自動車購入に関する優遇措置を適応すれば、31万バーツまで引き下がるとされる。
同モデルのコストは、インドで約10万バーツだという。これをタイへ輸入すれば、小売価格が27万~28万バーツへ跳ね上がるとされる。同モデルのエンジン排気量は、0.6リットルだとされる。
一方、国内のエコカーの販売価格は、ナノと比較して大差はなく、エンジン排気量は1.5リットルだとしている。タタが参入するには、環境が整っていないとされる。また、昨年発生した69年ぶりの大洪水により、第1台目自動車購入に関する優遇措置が年末まで延期される可能性があるとのことだ。このため、ナノの発売時期は延期される可能性が高いという。
同社は先に、タイ国内の主要地方都市でナノのロードショーを展開したという。これにより、同モデルをタイへ輸入して販売する意向だったとしている。しかし、同筋によると、日系メーカーが販売するエコカーは、最低38万バーツだとのことだ。これに第1台目自動車購入に関する優遇措置を適応すれば、31万バーツまで引き下がるとされる。
同モデルのコストは、インドで約10万バーツだという。これをタイへ輸入すれば、小売価格が27万~28万バーツへ跳ね上がるとされる。同モデルのエンジン排気量は、0.6リットルだとされる。
一方、国内のエコカーの販売価格は、ナノと比較して大差はなく、エンジン排気量は1.5リットルだとしている。タタが参入するには、環境が整っていないとされる。また、昨年発生した69年ぶりの大洪水により、第1台目自動車購入に関する優遇措置が年末まで延期される可能性があるとのことだ。このため、ナノの発売時期は延期される可能性が高いという。