タイ/バンコクと日本のビジネスサポート│株式会社アークビジネスサーチ

　ホンダ・オートモビル・タイランド社首脳は、この程、中部アユタヤ県に位置するロジャナ工業団地での生産台数が、１日1000台にのぼっていると明らかにした。これは、同社が今年3月末に生産再開したことに言及したもの。同社は、同工業団地で2軒のプラントを運営しているとされる。同工業団地は、昨年10月に洪水に見舞われ、一部の企業は現在も復興を目指している最中だとしている。

　同社は、優先的に「シティ」、「ジャズ」を生産しているという。これは、受注残が合計6万台に達し、このうち4万台がシティだとされるため。エコカーの人気は、バンコク都民の中で高水準を維持している。しかし、インラック・シンナワット政権が推進している消費者の第1台目自動車購入に関する税優遇措置により、エコカーを購入するより、小型車を購入するほうが安価となるため、小型車に人気が集中しているとされる。

　同社は先に、シビックの新モデルを市場に投入したという。同モデルのエンジン排気量は、1.8リットルと2.0リットルのタイプが用意されたとのことだ。搭載されているエンジンが、i-VTECタイプだとしている。新シビックは、合計5タイプが発売され、販売価格は旧型のシビックと比較して2万バーツほど上回っているとされる。同社は、年内に同モデルの販売台数15万台を目指すとのことだ。

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